奥順 | okujun

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  • 展示会記録

    奥順/石下結城紬展「もうひとつの結城紬」

    会期を無事に終了致しました。
    多くの方にご来場頂き、感謝申し上げます。
    会期中の会場写真を記録として掲載します。

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    奥順/石下結城紬展 「もうひとつの結城紬」

    日時/2024年5月9日(木)-12日(日)
    10:00-19:00(最終日のみ17:00まで)
    会場/代官山ヒルサイドテラスE棟ロビー

    企画協力・グラフィックデザイン/山口信博+玉井一平
    動画・会場撮影/大友洋祐
    動画ディレクション・編集/横川知宏
    パネル写真撮影/鈴木静華
    パネル製作/経師屋内田
    工程実演/小野織物・小林織物工場・中安紬機業

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    本展は石下結城紬という絹織物を単独で紹介する、はじめての展示会です。

    石下は鬼怒川沿いの茨城県常総市に位置し、古くから日常の衣服を織ってきた産地です。すぐそばに紬の原型を残す本場結城紬の産地があり、地理的にも品質的にもその周辺として位置づけられながら、職人の手仕事と機械動力の協業による独自の伝統技術を育んできました。しかし日本の伝統織物において、動力を取り入れた産地の情報はごくわずかです。結城紬に関しても、そのほとんどは本場結城紬の紹介に限られています。

    手仕事と機械動力は、ものづくりの現場ではへだてなく共存しています。手仕事の多くは道具を使い、動力もまた道具のひとつだからです。伝統工芸においては、周辺に位置する産地こそ、新しい技術を積極的に取り入れてきました。とはいえ石下の産地では、動力を用いる工程を含め、ほとんどが熟練の職人による仕事です。結城紬というしっかりとした輪郭があり、そこを質的に変えてしまうほどの変化を拒んできたからです。

    本展では石下結城紬の製作工程を丁寧に紹介することで、原始的な手仕事を守る本場結城紬とは異なる歴史をたどった「もうひとつの結城紬」のかたちを示します。結城紬という特定の産地織物についての展示ですが、各地の工芸産地についても視座を与える内容だと思います。あわせて石下結城紬の新作を展示致します。

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    準備中