お手入れ
お手入れ
結城紬は着こむほどに味わいを増し、水を通すごとに艶を増していく布です。
湯通し、洗い張り、仕立て替えなど、きちんとしたお手入れをすれば、長い年月をかけて風合いを育てていくことができます。
 
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							ご着用の前に
							湯通しについて・取扱い上のご注意◎結城紬本来の風合いを出すため、お仕立て前には産地での湯通し(糊抜き)をお勧めします。 
 ◎単衣にお仕立ての場合は居敷当をお勧めします。
 ◎摩擦は毛羽立ち、色移りの原因となりますのでご注意下さい。
 ◎汗は色移りやシミ、変色の原因になりますのでご注意下さい。
 ◎縮織は水分を吸収すると収縮する場合がございます。湿気の多い環境でのご着用、保管にはご注意下さい。
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							お手入れ/1
							日々のお手入れ◎ご着用後は汚れやシミの有無を点検します。汚れやシミがあった場合はお早めに専門店へご相談下さい。 
 ◎ご着用後は風通しの良い場所で陰干しをして、体温や湿気を取ってから畳紙にしまいます。
 ◎防虫剤や防湿剤は、直接生地に触れないように入れて下さい。
 ◎シワを伸ばしたいときは、糊気のない木綿の白布をあて、霧を万遍なく吹いてアイロンを軽くかけて下さい。
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							お手入れ/2
							定期的なお手入れ◎大切な着物を湿気や虫から守るため、年に一、二回の虫干しをします。乾燥した日の日中に、風通しの良い場所で陰干しをして下さい。 
 ◎結城紬は洗い張りによって風合いを増します。また仕立て替えによって同じ箇所に傷みを集中させず、着物を長持ちさせることができます。
 ◎洗い張りまでは必要なくとも、着物を丸ごと洗いたいときには丸洗いをお勧めします。汗など水性の汚れを落とすには汗抜きが必要です。落としたい汚れに合わせて専門店にご相談下さい。